日本義肢装具学会学術大会の取り組み

義肢装具に使用される材料や素材について

義肢装具に使用される素材や材料は様々なものがあり種類もとても多くあります。よく使われる素材としてはポリエチレンが多く、オルソン・テペレン・サーリンなどの種類があげられそれぞれ特徴が異なります。オルソレンはドイツにあるトイフェル社にてか開発されたポリエチレンで力学的に強靭で粘りがあり機械的にも化学的にも優れた特性を持っている事から、義肢装具の素材として世界中で利用されています。

 

サブ・オルソレンも同社のものですがオルソレンと比べて強度が若干劣るという面がありますが、整形がしやすく肌色やホワイトだけではなく様々な色や厚さのものが販売されているのが特徴です。他のプラスチックとは異なり加熱することで収縮ことがないため厚さが一定の製品を作ることが可能です。テペレンは最も値段を抑えることができるポリエチレンシートです。加熱よる収縮が大きいため大きな材料を必要とする場所の体幹装具に使われることが多い素材となっています。

 

米国デュポン社で開発されたサーリンは透明度と引っ張りに対する強度がとても高い素材。透明度が高いことが特徴的で義肢や装具の適合度を調べるのにも利用されています。他にもメタクリル酸メチル樹脂でできたプレキシドゥアやFDAの許可を得たデュー・プレックス、ポリプロピレンやコ・ポリマーなどもよく材料として使用されています。コ・ポリマーは他のプラスチックよりも粘着性がよいため何枚もシートを溶着できるという特徴があります。

 

医師や義肢装具士だけではなくエンジニアや理学療法士、作業療法士や義肢装具製作技術者などで構成されている日本義肢装具学会は日本義肢装具学会学術大会を行っています。足部疾患の装具療法や脳卒中片麻痺者の動作分析はもちろん、リハビリテーション分野のロボット技術やトップアスリートを支える方、地域包括ケアやエンジニアが開発している新しい技術への挑戦など色々な意見交換を交わす場となっており、新しい義肢装具の開発や開拓に貢献している大会となっています。