日本義肢装具学会学術大会の取り組み

アスリート用の義肢装具で出来るパフォーマンスの向上

身体に何らかの障害を持っていて、その障害による動作制限の軽減を目的に、直接体に装着する用具のことを義肢装具と称します。
一口に義肢装具といっても、その範囲は非常に幅広いものがあります。
治療を目的にしたものから、スポーツを行うにあたって、障害の軽減やパフォーマンス向上を目的とするものなど、多種にわたっています。
昨今は、脳梗塞や心筋梗塞などで手足が麻痺してしまった人が使う事例も目立ってきました。

 

なお、リハビリテーションにかかわる義肢装具は、目下発展途上にあって、これからのジャンルと考えておくのが適切です。
義肢装具の発達は目覚ましく、昨今では、パラリンピックでの義足のアスリートも大きな話題になっているほどです。
今後、義肢装具について、現在以上に社会的な関心が高まっていくことが望まれます。

 

一般社団法人日本義肢装具学会は、医師、義肢装具士、作業療法士、義肢装具製作技術者などといった多彩な職種により構成されている学会で、総数約2,500名を抱えるに至っています。

 

特定のジャンルだけに限定されることなく、義肢に関連した多くの領域のエキスパートが結集することによって、最大限の成果を求めているものなのです。
そもそもは1968年に研究同好会として発足したものですが、ニーズの高まりによって、1984年に現在の名称に変更されました。
現在では、学術集会や研修セミナーの開催、学術誌の発行などと、積極的な活動を展開しております。
学術集会の中でも、日本義肢装具学会学術大会は他学会からも熱い視線が寄せられています。

 

毎年、二日間にわたって開催されており、2014年には第30回を迎えるに至りました。
講演やシンポジウム、パネルディスカッション、公開講座など、そのプログラムも充実しています。
日本義肢装具学会で取り上げられているテーマとしては、歩行用ロボット、大腿義足膝継手、短下肢装具足継手、障がい者スポーツなど、現代的課題が満載です。