日本義肢装具学会学術大会の取り組み

義肢装具の種類

怪我や病気などで手足を失ってしまった場合、その能力を補うために使う人工の義手と義足のことをあわせて「義肢」と言います。病気や怪我、障害などが原因で身体機能が低下したり失ったりした場合、その機能障害を軽減するために体に付けるパーツを装具と言います。義肢装具は合わせて補装具と呼ばれ、目的や程度に合わせて様々な種類があります。

 

義手には装飾用義手、作業用義手、能動用義手などの種類があります。装飾用義手は文字通り見た目を回復させるためのもので、指を動かしたり肘を曲げたりと言う動作は行うことができません。作業用義手は逆に見た目のことは気にせず、いろいろな作業をすることだけを目的とした義手です。義手の先が手の形ではなく曲鉤や物押さえなど様々な作業具の形をしています。能動用義手は体や肩の動き、あるいは電機や空圧の力で義手の手先やひじ関節を操作できるタイプです。物をつかんだり投げたりすることができます。

 

義肢には、失った部分に合わせた種類があります。股関節から下を失った場合は、股義足が使われます。膝から上を切断した場合は大腿義足が、膝から下を切断した場合は下腿義足が使われます。また、成長期の子供が義足を使う場合は、成長の段階に合わせて調整ができ、全体的に軽い小児用義足が使われます。

 

装具には大きく分けて、治療用に使われる治療装具と、日常生活動作向上のための更生用装具があります。装着する部分によっても分類があり、股関節から足先の部分に装着するものを下肢装具、足部変形や脚長差の補正などに使われるものを靴型装具と言います。首から腰にかけて使用される体幹装具は、体重を支えたり脊柱の矯正などを目的に使われます。腕から手にかけて使われるのは、上肢装具と呼ばれます。

 

義肢装具の技術発達は目覚ましいものです。日本義肢装具学会では、リハビリテーションで大きな役割を果たす装具技師や理学療法士、作業療法士やエンジニアの集まりとして様々な活動をしています。定期的に行っている日本義肢装具学会学術大会では、毎年テーマを変えながら講演やディスカッション、レポートなどが行われています。